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木材は私達人間が吐き出す炭酸ガスを取り込んで最も必要とする酸素を与えてくれる、共存共栄の良き仲間であります。しかも石油や鉄鉱石などと違い、計画的な植樹などにより再生産が可能な有用無限の材料として、今後とも私達と一緒に歩んでゆく間柄でありましょう。
こうした天然の木材には自然環境から受けた美しさと、豊かな個性など数々の長所を持っておりますが、一方では短所もあります。「短所をできるだけ少なくし工業材料として安定的に使用していただけるように改良されたものの一つに、複合フローリングがあります。」

木材の長所

I. 我々人間と同じ生物であり、人に優しく親しみやすい。
II. 紫外線を吸収し光を乱反射するので、目に優しく心を穏やかにします。
III. 水分を吸放出する調湿機能を持っています。
IV. 軽いわりに強度があります。これを比強度が高いといいます。
X. 切る彫る削るなど加工し易い材料です。
VI. 熱伝導率が低い。即ち熱を伝えにくいので断熱性に優れています。
VII. 弾性材料であり、ねばりがあります。 など、多くの長所を持っています。

木材の短所とその改良について

I. 木の水分による伸び縮み(寸法変化)は、長さ方向・板目の巾方向・柾目の巾方向で異なり、また強度もその方向によって違います。(異方性)
 複合フローリングで使用されている基材(合板、
 MDF等)は、この異方性が大幅に改良されています。
II. 燃える
 薬剤処理により改良することができます。
II. 腐れ、虫による食害
 乾燥した状態を保てば腐れ・食害の心配は少ない
 ものですが、防腐処理・防虫処理により更に改良
 することができます。

以上のように木材の長所を活かし短所を改良することや、更に種々の機能を付与することで、木材の有用性が私達の身近なものとして一層見直されています。
「天然木化粧複合フローリング」(以下、フローリングと略す)も、住宅部材として益々多く使用されてきています。正しい取扱いをしていただくことにより快適なフロアーライフをお過ごしいただくためにも、この手引きをご一読いただきますようお願いいたします。

*天然木化粧複合フローリングとは

JAS(日本農林規格)では、複合フローリングを構成層が2以上のフローリンクをいい、単層フローリング以外のものとされていますので、文字通り「表面に天然の化粧単板を張り合わせた構成層が2以上のフローリング」ということになります。
一般に合板を基材として、その表面に天然木化粧単板を張ったものを指して言います。

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